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磐田市の行興寺境内にある樹齢800年の熊野の長藤（ゆやのながふじ）は､熊野御前（ゆやごぜん）ゆかりの樹とされていて、国の天然記念物、県の天然記念物に指定されています。最盛期には長さ約1mの花房が垂れることでも有名です。

熊野の長藤は、平家物語や謡曲熊野にも登場する平安時代の女流歌人「熊野御前」のお手植えと伝えられています。
見頃を迎える4月下旬から5月上旬まで、熊野御前の命日（5月3日）にあわせて「熊野の長藤まつり」（4月20日～5月5日）が行われます。
また、牧之原市にある東光寺は、「熊野の長藤」の一枝を、1915年（大正4年）、時の住職・河内祥山師が東光寺に入山する記念として接木して育てた長藤としても知られています。

[熊野（ゆや）の長藤 ]
[アクセス／車を利用される場合]
国道1号線から天竜川東側河川敷道路を北上して3分、天竜川河川敷に駐車スペースがあります。
[アクセス／公共交通機関を利用される場合]
JR東海「豊田町駅」から徒歩30分。長藤まつりの期間中はシャトルバスが運行されます。
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その他の静岡県下の藤の見所をご紹介します

竜ヶ岩洞（静岡西部）

竜ヶ岩洞（静岡県浜松市北区引佐町田畑193）
竜ヶ岩洞入口の藤は、落石防止用ネットを利用し、藤の花を立体的に観賞できるように工夫してあります。
[アクセス／お車をご利用される場合]
浜松西インターから車で約30分（R257北上）。
[アクセス／公共交通機関をご利用される場合]
JR浜松駅から「奥山高原行き」バス乗車、「竜ヶ岩洞入口」下車。
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東光寺（静岡中部）

東光寺（静岡県牧之原市静波2587-1）
東光寺の長藤は、東光寺住職河内祥山師が、磐田市・行興寺の『熊野の長藤』の一枝を境内の山藤に接木したものです。
[アクセス／お車をご利用される場合]
東名吉田ICから約20分。
[アクセス／公共交通機関をご利用される場合]
JR静岡駅からバスで50分。静波海岸入口下車。
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林泉寺（静岡東部）

林泉寺（静岡県伊東市荻114）
林泉寺の藤の花は、樹齢約300年のといわれる大木で、静岡県の指定文化財として有名です｡
[アクセス／公共交通機関をご利用される場合]
JR伊東駅からバスで25分。荻バス停下車。
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