トップページ > 静岡才能人 > カービングアーティスト・丸太房“長谷川渉さん”
‐長谷川さんが、これまでに制作された作品数はおよそ何体ですか。
昨年(2010年)は約100体を制作しました。ありがたいことに、これまで約300~350体は各ご家庭のお世話になっていますから、それ以外も含めると、年間平均を100体として、5年間で約500体は制作してきたと思います。いまも趣味の延長みたいなものですが、始めた当初はこんなものを買っていただけるとは思ってもいませんでしたね(笑)。
‐制作された作品はどこに納品されていくのでしょうか。
ほとんどは一般のご家庭で、玄関先などにお出迎えマスコットとして置いていただいています。新築祝いの贈り物としてご注文をいただくことがわりと多くて、ポストと表札が一緒になったモノなどを制作しています。他には玄関の置物等です。
‐一般のご家庭以外で、展示されているところはありますか。
一般家庭以外では、幼稚園、保育園、こども病院などにも置いてもらっています。
こども病院では、院長先生に気に入っていただき、約30体がお世話になっています。牛のベンチ、ゴリラのテレビ台、入口にキリンがいたりとか。診察待ちをする子どもの心を和ませてくれていると、ありがたい言葉をいただいています。
‐長谷川さんの作品には、動物の作品が多いですね。
動物以外のものも制作しますが、動物はそのしぐさや表情が豊かで、老若男女を問わず、みなさんに親しんでもらいやすいからですかね。
ご自宅用でペットの置物をよく頼まれるのですが、そういった注文品については、ご家族のペットの写真を見ながら、似せて制作します。
そうでないものに関しては、みなさんが楽しめるもの、癒されるものを丸太の形状を生かしながら、自由に彫っています。