トップページ > 静岡才能人 > 和(NAGOMI)アートインストラクター“北島多江子さん”
‐やってみて何か変わりましたか?
11年専業主婦をした後、はじめたパートのお仕事でいっぱいいっぱいだった時があったんです。
忙しすぎて一番下の子供が精神的なダメージを受けてしまって、「何を大切にしたいのか」「何を守る事が大切なのか」見失いそうになり、私自身も笑顔を無くしていました。「今、一緒にいる事が何よりも大切」と思い、仕事をやめ再び家庭に入りました。
そしてこれからの事を考えた時、娘が「あきらめようとした創作への道」へ引き戻してくれたのではと思い、自分の道を探していたら和アートという生涯かけて打ち込みたいものに出会えました・・・そのお陰で笑顔も戻りました。
私自身、自分の事を受け止められなかったのですが、和アートが上手に描く事を求めないと同じように、完璧ではない、今の自分を受け入れてくれる・必要として下さる皆さんに出会えて、自分が大好きになりました。自分で自分にOK!をだしてあげられれば、それで良いんだって気付きましたね。
和アートは、まさしく心癒すアートですね。
‐深い話ですね。そこからさらにインストラクターになったのは何故ですか?
そんな過去の自分のような人を元気にしたい、笑顔になるお手伝いをしたいという気持ちもありましたし、もうこの道で行く!と決めたので迷いはありませんでした。
‐生徒さんの反応はいかがですか?
開講して130人ぐらい体験して下さいましたが、同じパステルを使っているのに、全く違う色合いや作品になるんです。みんなで「不思議だね」と。
「あなたのも良いけど、私のも良い」と受け止め合う雰囲気があります。その方が本来持っているものが引き出されていく感じですね。
そしてもし涙がこぼれそうになっても、思いのまま描いて欲しいと思います。描き終わった後、「心も体もスッキリしました」と笑顔を見られることが嬉しくてたまりませんね。
‐これからこの活動を通じてどんなことを伝えていきたいですか?
観て下さる方が作品を通じて感じる、何か想いを共有して頂けるような「ストーリーアート」を目指して、この輪が自然と広がっていったら良いなと思っています。
私自身、自分が辛かったことが活かされて良かったなと思いますし、みなさんが笑顔になるお手伝いが出来ることに本当に幸せを感じています。人生の先輩方にアドバイスを頂いたりして、生徒さんに気づかせて頂いています。そのご縁やつながりを、作品を通じて感じる、何か思いを共有して頂けるような絵本や自分の表現としての「ストーリアート」に込めて、創作していきたいと思っています。。
あとはフリースクールやデイサービスなどにも呼んで頂けたらと思っています。
この活動を、おばあちゃんになっても生涯続けていきたいと思います。そんなお母さんの背中を子ども達にも見せていけたら良いですね。
‐ありがとうございました。
教室や個展についてはこちらをご覧ください。
北島さんのサイト「こころアートへようこそ」
http://www012.upp.so-net.ne.jp/art/