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‐イベントでギターを演奏されていますが、ギターとの出会いはいつですか？

僕の父は自衛官でしたので基地を転々とする、いわゆる転勤族でした。なので、生まれは石川県ですが、小学生の頃は千葉県に住んでいました。
現在、住んでいる浜松市には、中学生の頃に引っ越してきました。中学校も2回転校してるんですけど、そんな中でやっと親しくなれた友人の家に遊びに行ったとき、部屋にフォークギターが置いてあったんです。

‐そのご友人は、その場でギターを演奏されたのですか？

いえ。「ギター弾けるの？」「うん」程度の会話はしたと思うんですが、すぐ弾いてもらった訳でもなく、弾かせてもらった訳でもなく。その日はそのまま、家に帰ったのですが、何か無性に気になってしまって。次の日、学校で「オレも弾けるかなぁ？」とか訊いてみたりしました。

それで、親に頼んでギターを買ってもらって、友人にアドバイスをもらいながら練習をするようになりました。やり出すと指がすぐ痛くなってきて、とても一曲も演奏できなかったですね。最初のうちは、とにかく根性で頑張りました。そのうち段々指先の皮膚が硬くなってきて、何時間でも演奏できるようになると、楽しくてしょうがないって感じで、学校にまでギターを持ち込んで教室で演奏を披露していましたね。その頃はアリス、かぐや姫、長渕剛、さだまさし、中島みゆきなどのコピーをしてました。

‐では、高校生の頃は、バンド活動などをされていたのですか？

高校生の頃はバンドをやりたかったんですが、メンバーが揃わなくて一人で悶々とギターを弾いてました。社会人になってから、会社の先輩でロックバンドをやっている人がいまして、「今度、ギターが抜けるから後釜を探してるんだけど。」と誘われてはじめたのが最初です。

その頃はエレキギターを演奏していたのですが、BOφWYが好きで、ギターの布袋寅泰（ほていともやす）さんに憧れてました。ですから、バンドの最初の2年位はBOφWYのコピー演奏をしていました。そのうちオリジナルも作るようになって、ヤマハ主催のコンテストに出場するようになりました。最初の出場で、メンバーのベーシストがベストベーシスト賞を受賞しましたが、バンドの受賞はありませんでした。

‐BINさんの個人受賞も、なかったのですね。

そうですね。でも、大会終了後に、審査員だったプロミュージシャンの富樫春生さんから電話があって、「まだ荒削りだけど、オリジナリティーがあったよ」と評価をいただいたことが、凄く励みになりましたね。
富樫さんは山口百恵、松田聖子から今井美樹、SMAPまで、いろんなアーティストのレコーディングに参加されている凄い方で、人間的にも素晴らしい方で尊敬しています。

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